スキンケアの基本は清潔に保ち保湿をし保護をすることだと言われています。どれか一つだけを行ってもよい状態のお肌を保つことは難しいと言われています。
また子供のアレルギー予防の観点からもスキンケアはとっても大切だということがわかってきています。
今回はこのテーマを少し掘り下げていきたいと思います。
洗浄・清潔
皮膚から刺激物や異物、感染源を取り除きその後清潔に保つことが重要です。
洗浄するのに使う石鹸選びはもちろんですがその使用方法、洗い方、落とし方にもポイントがあります。
石鹸の種類
石鹸の種類には固形せっけん、ポンプ式泡立ち石鹸、液体せっけん、パウダー状石鹸といったものがあるかと思います。
特にお子さんのおられる家庭で最近使われるのはポンプ式泡立ち石鹸かと思います。
私もこれはオススメしたいです。実は泡で洗うことは重要なんです。泡が洗う際に生じる摩擦刺激をやわらげるクッションとなりながら細かい汚れを吸着してくれます。摩擦刺激が強いと皮膚膜(皮膚の水分蒸発を防ぐ)を取り過ぎてしまいます。これを防ぎ、角質層を守ることができます。
泡立ち石鹸は泡で出てくる便利なものですがそれ以外を使った場合にも泡を作る方法があります。泡立てネットを使用したりペットボトルや洗面器を使用して泡を作ることも可能です。
洗い方
十分な泡で洗います。
首や関節などはしわがありそこに汚れがたまりやすいのでしっかりのばして洗いましょう。
お子さんのおられる家庭では経験があるかと思いますが特に赤ちゃんは代謝が良く汗をたくさんかくため首のしわに汗がたまりやすく飲みこぼしや食べ残しが入ってしまうこともあります。こうした汚れが首のしわの奥にたまって不衛生な状態になると肌荒れが起きただれてしまいますので重点的に洗うようしましょう。ただしこすりすぎは皮膚を傷つけてしまいますので優しく洗うようしてください。
すすぐ時には泡が残りやすい部分もあるので注意しながら熱すぎないぬるま湯(40度まで)で洗いましょう。
保湿
角質層の水分を保持するために保湿が大切です。
皮膚の状態を確認しながら手で優しく塗り広げて下さい。
保湿のタイミング
保湿のタイミングはずばり入浴後5分以内です。入浴後すぐは毛穴が開いていて、保湿剤がよく浸透するのでできるだけ早めに塗るようにしましょう。
保湿の量
塗りムラのないようたっぷりとのせるように塗るようしましょう。
具体的な目安としては軟膏・クリームは人差し指の先から第一関節までで大人の手のひら2枚分の面積が塗れると言われています。またローションでは1円玉の大きさくらいをとると同じく大人の手のひら2枚分の面積が塗れると言われています。
塗り終えた時に塗った表面が光る程度、ティッシュ1枚くっつく程度が目安です。
保湿剤の種類
保湿剤にも色々な種類があります。
さらっとしたつけ心地のローションや乳液タイプ、クリーム状、軟こうなど、様々なものがあります。
春・夏、朝はのびのよいローションを、乾燥する冬や寝る前はしっかり保湿する油分を多く含む軟膏やクリームを使うといった季節や時間に応じた使い分けもよいと思います。
また頭皮や背中などの広い範囲に塗る場合はよく伸びるローションを使うなど部位による使い分けもよいかと思います。
保護
刺激物や異物、感染源を皮膚から遮断することが重要です。
紫外線もその一つです。
日焼け止めを使用したり帽子や肌の露出を最小限にするなどといったことが効果的かと思います。
この保護をすべく海デビューを果たした子供達に用意したものをまた後日ご紹介したいと思います。