傍卵巣嚢腫

『ぼうらんそうのうしゅ』と読みます。
私がこの病気になり手術をしたのは5年前です。
どのように発覚しどのように完治したのか、その時感じていた思いを書きとめておきたいと思います。

発覚のきっかけ

腹部に痛いとは異なる何か変な感じがあり吐き気のような不快感がありました。当時、子宮内膜症で苦しむ同僚が「婦人科系の病気の可能性はない?診てもらったら?」と言ってくれたのがきっかけでした。

初診での診断

初めは近所の産婦人科医院に行きました。そこの女医さんに経腟エコーをして頂いたのですが明らかに止まり、男性の院長先生が呼ばれたので何かあるなと感じました。その後診察室で「卵巣がすごく腫れています。茎捻転(卵巣と子宮とつながっている部分でねじれる)起こすことがあるので早めに大きな病院へ行きなさい。」と言われました。すごく怖かったです。完全な茎捻転を起こすと救急車で運ばれるほどの激痛だということや場合によっては卵巣を摘出しなければならないと聞いたからです。もちろん温存する手術も行われているのですが最悪の事態を考えました。

転院

大きな病院を紹介して頂きました。そこで調べて頂いたら卵巣嚢腫ではなく傍卵巣嚢腫ではないかということでした。この部分がここまで腫れるのは珍しく卵巣を隠すほどなので卵巣に見えたのでは?というお話でした。手術は急がないとのことでしたが当時妊娠を希望していたこともありすぐにして頂けることになりました。

手術・完治

手術は腹腔鏡手術で前日に入院し7日ほどで退院しました。
腫れていたその中身はきれいな水ということで悪いものではなかったようです。
腹腔鏡手術だったので回復も早かったです。先生からは1カ月くらいは安静にと言われましたが 退院後1週間だけ仕事を休みその後復帰することもできました。
退院後1カ月後に受診し経過を診てもらって終了でした。

診察時に相談した心配事

最後の診察でどうしても先生に確認したかったことがありました。
それは今後の妊娠への影響です。先生からは「なんとも言えないが腫れ物が卵管を圧迫していて形が少しいびつになっているのでもしかしたら妊娠しにくいかもしれない。」とのことでした。
その後妊活に入っても生理が来る度にやっぱり病気の影響かななんて考えて少し落ち込んでいました。しかし結局はそこまでのことはなく2人授かることができています。

婦人科系の病気はすごく繊細な問題で悩んでられる方や心配されている方もいるかなと思い、自身の実体験を書かせて頂きました。少しでも参考になれば幸いです。

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