鼻涙管閉塞

こちらは子供の実体験をまじえて鼻涙管閉塞の診断から完治までのお話です。ママ・パパにとって子供の事はとても心配だと思いますので少しでも参考にして頂ければと考えます。

鼻涙管閉塞とは

赤ちゃんの目やにが多い場合 涙の通り道である鼻涙管の閉塞かもしれません。
通常は涙腺から出た涙は涙嚢と呼ばれる目頭と鼻の付け根辺りの袋の中に入った後 鼻涙管を通って鼻へ抜けていきます。この時鼻涙管に先天的に膜が張って詰まっていることがあり 涙の抜け道がふさがり涙がたまってしまいます。
涙嚢に涙がたまると細菌が繁殖しやすくなり目やにが出るようになります。
実際 私の子供も眠っている間に両まぶたがくっついて開かなくなり朝や昼寝後はそれを拭いたり洗ったりしてとるのが大変ですし子供も嫌がりました。

鼻涙管閉塞の診断

産まれた病院から退院する時にも少し目やにが出てきていました。そこまでではなかったのですが1カ月検診の時には増えていたので小児科医に相談しました。その際 鼻涙管閉塞または狭窄の可能性があるので鼻涙管の辺りをマッサージするよう指導を受けました。これにより6カ月~1歳までに通ることがほとんどだと言われ抗菌点眼薬が処方されました。
しかし目やには減らず子供が目をこすったりするようになったので2週間後に近くの眼科クリニックに行きました。
こちらでは閉塞ではなく狭窄だろうという診断とともに違う目薬が処方されました。目薬を使用している間は目やにが減るのですが止めると出てくるのでその都度受診し医師からはこのように鼻涙管が通るのを待つしかないと言われました。結果ダラダラと抗菌点眼薬の種類を変えながら生後8カ月までこれを繰り返していました。
本当に良くなるのだろうかと大きな眼科専門病院に診てもらうことにしました。そこでも診断自体は変わらずでした。こちらには1歳3カ月頃まで通いました。しかし嬉しいことがありました。生後10カ月頃に左目の鼻涙管が通ったのです。
もともと両目ともだったのですが右目の方が明らかにひどかったので左目から通ったのだ。右目もいつか・・と思っていたのですがその願いは届かず焦る気持ちが医師にも伝わったのでしょう。更に大きな病院を紹介して頂きました。
実はこの病院のこの医師は私がネットで調べている時にある方がブログでお子さんが治療を受けて完治したと紹介されていた医師でした。私がなぜこの医師のことが気になっていたかというと先に出ていた医師はこの月齢で処置をするなら全身麻酔になると言っておられたのですがこの方のブログでは全身麻酔はしなかった。行った当日にすぐ処置をしてくれ早くこの先生に診てもらえばよかったというようなことが書かれていました。
全身麻酔となるとそのリスクを考えると不安でした。もしかしたらこの医師なら全身麻酔なしにしてくださるかもと すぐに紹介して頂きました。

鼻涙管閉塞の処置・完治

紹介された病院に行くとやはり全身麻酔なしで処置して頂けるとのことでした。内視鏡を使って膜を突き破るというものです。
子供を押さえつけて行うため処置室の外で子供の泣き叫ぶ声を聞いているのは本当につらかったです。同じ時間に処置を受けているお子さんがいたのですがそのお母さんは泣いておられました。

あんなに時間をかけて悩んだことが一瞬にして終わった瞬間でした。
小さな子供を連れてあちこち病院に行くのは大変でしたが諦めずに多くの医師の話を聞けたことが完治につながったと思います。

こちら病院選びに役立てて下さい。

タイトルとURLをコピーしました